あの瞬間にすれ違っていなければ。
あの出来事が起きなければ。
あの日、あんなことがなかったら、出会ってなかったかもしれない。

…なぜ僕たちは出会ったのだろう。

時は2006年。人が忙しなく行き交う街の外れに、一軒の倉庫が佇む。 そこからはいつでも音楽が鳴り響いている…まるで眠ることを恐れるかのように。「STAR」の世界からは程遠いこの小さな倉庫から、ストーリーは始まる。

子供の頃からいつでも遊び場を探し求めてきたNICKとJUN。一年半前に、幽霊が出そうな古びた倉庫を見つけ、自然に集まった仲間と共に、暇な時間(いつもだが)をそこで過ごすようになった。誰にも邪魔されないのをいいことに、彼らは目標もなく好き勝手に生きている。

そんなある日、AMYという美しい女の子が倉庫に現れる。正確に言えば、JUNが「新しい彼女」としてみんなに紹介したのだが。いつも違う女の子を連れているJUNが新しい彼女を紹介しても誰も驚かなかったが、半年経ってもまだ続いていることは皆正直、不思議だと感じている。

そして初めて会った日から、NICKもAMYに惹かれてしまっている。でも自分では手が届かないことが分かるし、第一、親友の彼女に手を出すわけにはいかない。幼なじみのJUNにはどの分野でも負けてきたNICKだが、性格上、悪気のないJUNを責めることはできない。ブツブツ言いながらも、NICKは倉庫では自分の不満を一切見せない。

バカなケンカや言い合いなどを繰り返してもやっぱり楽しい倉庫での毎日。でも「楽しい」だけが続くわけがない。ある「訳ありの男」KENとの出会いから、平和な倉庫の生活に波風が立ち始める。KENが行く場所にはなぜかいつも「戦い」が起こる。なぜか、人が感情を剥き出しにし、心のごまかしが利かなくなる。そんな爆弾を常に持ち歩いていることに、KEN自身は気づいていない。

「仲間」なんて言葉を心の底から嫌悪してそうなKENも、倉庫の不思議なエネルギーにはなぜか逆らうことができず、気づけば自分の心にも変化が…。どんなに抵抗してもかなわない。生まれて初めてのことだ。

そしてある日…KEN、JUN、AMY、NICKの世界からは最も程遠い存在であるJOEYという女の子が、彼らの人生に突然飛び込んでくる。どう考えても倉庫に居場所などあるはずないのだが…この不思議な女の子との出会いが倉庫そのものを変えていく。

JUNとAMYの前に現れた大きな壁をふたりは乗り越えることができるのか。
KENの心を溶かす力を持っている人がこの世の中に存在するのだろうか。
NICKの願いはいつの日か、叶うことはあるのだろうか。
JOEYの「本当の姿」とは一体何なのか。

出逢わなければ、分からない。
倉庫に来れば分かるから。

今日も彼らは、倉庫にいるはずだから。
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